フィリピン:デング熱の流行


蚊、蚊、蚊、モスキート、ラモックの大発生なのだ

このままだと、テング熱の蚊が襲ってきそうなのだ。

過去に日記から
熱病で、フラフラなのだ


在フィリピン大使館]大使館からのお知らせ(デング熱にご注意)
平成22年08月11日

大使館からのお知らせ

(健康管理情報:デング熱にご注意)

平成22年8月24日

在フィリピン日本国大使館

1.大使館では、本年4月15日付で、熱中症、デング熱への注意を呼びかけるお知らせを発出しましたが、 フィリピン保健省 は、12日、 本年1月から7月までにフィリピンおけるデング熱罹患者は全土で4万人を超え、これは昨年同比48%増に相当し、また、デング熱は雨季に限った病気ではなく、年間を通じて気をつけるべき病気 である旨の見解を示しております。

2.また、大使館でも、マニラ首都圏在住の在留邦人の方からデング熱に感染した旨の連絡を受けておりますので、在留邦人の皆様におかれましては、以下の予防法を参考にしながら、罹患しないように十分ご注意ください。

(1)デング熱には予防ワクチンも治療薬もなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法とされております。なお、感染には蚊が必ず媒介し、人から人への直接感染はありません。

(2)デング熱のウイルスを運ぶネッタイシマカは、ちょっとした水溜まりや空き缶、古タイヤなどに溜まった水で十分繁殖します。また、卵は乾燥に強く水無しで何ヶ月も生き延び、水が十分与えられると孵化してボウフラになります。ボウフラになってから10日から2週間ほどで羽化しますので、繁殖場所になりそうなプールや池、花瓶、植木鉢の水受けなどは1週間に1回水を換えるか消毒することに心がけてください。

(3)ネッタイシマカは、日中吸血行動を取りますので、昼間の蚊には特に注意するようにしてください。

【参考】マラリアを媒介するハマダラカは夜間吸血行動を取ります。

(4)流行期を含め、長袖シャツ・長ズボンを着用して肌の露出をできるだけ少なくし、必要に応じて虫除け剤を使用すると効果的です。

(5)室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤等の使用は予防に役立ちます。

(6)規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつけることも大切です。

以上
(c) Embassy of Japan in the Philippines


送信日時:2010/07/23
情報種別:渡航情報(スポット) 
フィリピン:デング熱の流行
本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
1.デング熱の流行
  在フィリピン日本国大使館からの情報によると、フィリピン保健省は、
 2010年1月から6月26日までのフィリピン国内全体のデング熱の感染者数が
 25,283人(うち死亡者190人)確認されており,昨年同時期の感染者と比
 較して40%増加している旨公表しています。また,各地で集団発生が確認
 されているダバオ・デル・スール州ディゴス市においては,感染者253人
 (うち死亡者10人)が確認された状況を受け,市が災害宣言を発出してい
 ます。
  2010年1月から6月26日までのフィリピン保健省発表の地域別感染者数は
 以下のとおりです。    東ビサヤ地域    2,940人(うち死亡者31人)
    中部ミンダナオ地域 2,708人(うち死亡者 9人)
    カラバルソン地域  2,751人(うち死亡者 7人)
    マニラ首都圏    2,618人(うち死亡者20人)
    中部ビサヤ地域   2,469人(うち死亡者17人)
    ダバオ地域     2,335人(うち死亡者18人)
    西ビサヤ地域    2,198人(うち死亡者14人)
    北ミンダナオ地域  2,084人(うち死亡者33人)  フィリピンに渡航・滞在を予定されている方は、下記2.(4)を参考
 に予防に努めてください。2.デング熱について
(1)感染源
   デング熱はデングウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を
  持つ蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺されることで感染
  します。感染は必ず蚊が媒介し、人から人への直接感染はありません。
  一度かかると免疫ができますが、異なった型のデングウイルスに感染し
  た場合は再発症します。デング熱を媒介する蚊の活動はマラリアを媒介
  するハマダラカと異なり、夜明け少し前から日暮れまでの間(特に朝と
  夕方)です。(2)症状
   3~15日(通常5~6日)の潜伏期を経て、突然の発熱で始まります。
  38~40度程度の熱が5~7日間続き、激しい頭痛、眼窩後部痛、関節痛、
  筋肉痛、発疹を伴います。この発疹は風疹と同じような小さな紅斑で、
  かゆみや痛みはありません。また、発熱期の後期や解熱後に軽い皮下出
  血が足や脇の下、手のひらなどに現れます。通常、症状が現れてから自
  然軽快するまでの期間は7日間前後です。(3)治療方法
   デング熱には特効薬がなく、一般に対症療法が行われます(デング熱
  が疑われた場合には、鎮痛解熱剤としてアスピリン等の使用は避け、ア
  セトアミノフェンを使用することをお勧めします。)。特別な治療を行
  わなくても重症に至らない場合が多く、死亡率は1パーセント以下であ
  ると言われています。ただし、時折デング出血熱という重篤な病気に至
  ることがあります。デング出血熱は、口や鼻等の粘膜からの出血を伴う
  もので、死亡率の低いデング熱と異なり、通常でも10パーセント前後、
  適切な手当がなされない場合には、40~50パーセントが死亡すると言わ
  れています。出血熱は発熱して2~7日してから発症することが多いよう
  ですが、デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に
  予測ができません(大人よりも小児に多発する傾向があります。)。(4)予防方法
   デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにするこ
  とが唯一の予防方法です。デング熱発生地域に旅行を予定されている方
  は、次の点に十分注意の上、感染の予防に努めてください。
  ●デング熱を媒介するネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等は古タイヤの
   溝などのわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多くみられるこ
   とを念頭に置き、外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用に
   より肌の露出を少なくし、肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除け
   スプレー等)を2~3時間おきに塗布する。
  ●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)
   等を効果的に使用する。
  ●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
  ●突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛、発疹等が現れた場合には、デン
   グ熱を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。

(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在フィリピン日本国大使館:
   http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm

Copyright:2010 The Ministry of Foreign Affairs of Japan


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