ドケチ道 [著]山田昭男
[評者]加藤出(エコノミスト)
[掲載]2010年11月14日
著者:山田 昭男 出版社:東洋経済新報社 価格:¥ 1,575
■人件費ケチるのは勘違い
痛快な経営指南書である。未来工業は、岐阜県に本社がある電気設備資材メーカーだ。その創業者である著者は「ドケチ経営者」として、そこまでやるか!というほど徹底的に無駄の削減を追求してきた。しかし、著者は社員からやる気、創造性を引き出すためには一転して「反ドケチ」になる。「ドケチと反ドケチのバランス感覚こそが、経営者に最も求められる」
アイデアを出す社員には報奨金を潤沢に支給、海外への社員旅行は全額会社持ち。年間休日は140日前後(有給休暇を除く)、労働時間は7時間15分、残業は禁止だ。そういった中で、同社の意匠登録件数は大企業を押しのけて、毎年上位にいる。2008年は東芝、ソニーの上の8位だった。
大企業の社長から、岐阜の小さな喫茶店主まで、異口同音に「人件費が高い」と唱えている現状は、「いまの日本を象徴していて興味深い」と著者は鋭く指摘している。人件費を最大のコストと考え、人件費をケチろうと躍起になっている「勘違いドケチ」な経営者を著者は痛烈に批判している。確かにそれはデフレ長期化の大きな理由のひとつと考えられるだろう。
人件費削減による「数字上の『合理化』は、会社を蝕(むしば)むことはあっても、会社を強くすることは断じてない。それは会社が、やる気を起こしたり、失ったりする人間の集合体だから」。日本経済活性化のヒントが本書にはある。
フィリピンでも今言えることは、大企業よりも、個人投資家もしくは、
小企業の経営者の方に言いたいことは、
フィリピンに住んでる日本人の地位向上を目指して貰いたいのだ。
在比日本人には、確かに何も出来ない出来るのは
、、、が多いのも確かなのだが、猿ピン人さんのブログにも出てるように、
安く日本人を使おうと思うから、雇われ店長も、
生活の為に、つい出来心をしてしまうのだ。
この事を良く理解して貰いたいのだ。
確かに悪い事をする方が悪い、でも誰が悪いようにする事を仕向けたなのだ。
今回の記事もとは、ここからなのだ。
申すわけ有りません、今回も許可無しで、コピペしました。
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http://book.asahi.com/business/TKY201011160276.html
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