フィリピン、モール拡大 最大手SM、5年で1.5倍に


長い物には巻かれろ

スモールローカルビジネスを成功する為に、大型モールの利用も考えてみるのだ。

比小売り最大手SM、5年でモール数1.5倍 個人消費が旺盛
2014/3/14 13:00日本経済新聞 電子版
【マニラ=佐野彰洋】日本の「ユニクロ」、米「フォーエバー21」など各国カジュアル衣料ブランドの進出が相次ぐフィリピンで、受け皿となるショッピングモールの建設が加速している。同国小売り最大手のSMグループは、今後5~6年間で国内のショッピングモール数を現在の48から75程度と1.5倍の規模に拡大する。中間層の旺盛な消費需要を取り込む。

同グループでモール運営や不動産開発を担当するSMプライム・ホールディングスのハンス・シー社長が日本経済新聞の取材に明らかにした。

同社はマニラ首都圏で世界最大規模のショッピングモールを複数運営している。既存48モールの総床面積は日本最大規模の百貨店である、あべのハルカス近鉄本店(大阪市)の売り場62個分に相当する620万平方メートルに達する。グループの百貨店やスーパーに外部の専門店、サービス、飲食、医療など非物販施設も組み合わせ、高い集客力を誇る。

豪「コットン・オン」、英「ドロシー・パーキンス」など日本には出店していない海外衣料ブランドがすでに進出・入居しているほか、スウェーデン「H&M」も近く1号店を出す。

フィリピンでは海外出稼ぎ労働者からの送金の伸びや、コールセンター拠点の増加などで購買力を増した中間層が台頭。日本勢を含めた海外のカジュアル衣料やスポーツブランド、飲食チェーンがこぞって出店を増やしている。

SMグループは政府とイスラム武装勢力との和平合意で治安の改善が見込まれるミンダナオ島など地方での出店を強化する。更地からの建設と、立地に優れた既存モールの買収を組み合わせ、短期間での店舗網拡大をめざす。

グループ持ち株会社の2013年の売上高は前年比13%増の2535億ペソ(約5800億円)、純利益は11%増の274億ペソだった。純利益のうち3割強をモール・不動産部門が稼ぎ出している。

今回の記事元は、
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM14001_U4A310C1EB2000/

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